ご注文番号:18622
脇差:白鞘入り(第41回重要刀剣)
銘:無銘(吉岡一文字)
鞘書:吉岡一文字 薙刀直し 刃長1尺4寸5分
昭和乙丑年(1985)師走於久我山房 勲山誌
当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は 無銘(吉岡一文字としては最上作にランクされる作品です。
研磨済み
ハバキ:金着二重
刃長:43.9センチ
反り:0.8センチ
目釘穴:2個
元幅:3.05センチ
重ね:0.69センチ
時代:鎌倉時代末期
体配:薙刀直しの作品で身幅が広くがっしりとした作品
地鉄:小板目肌実に良く詰んで地錵が付き映りが見事に現れる。
刃紋:小錵出来、丁字乱れとなり匂口が深く付き
葉縁が柔らかく刃中、砂流、金筋が良く働き
帽子、焼詰めとなる。
特徴:重要刀剣41回に指定された作品で地金が詰んで
映りが立ち匂口の深い丁字乱れが良く詰んだ見事な作品です。
一文字派は長船派と並ぶ備前刀の二大流派の一つである。
則宗を祖とし、一文字の呼称は、茎に「一」と刻むところからきている。
鎌倉時代末期になると福岡一文字が衰退し、替わって吉岡一文字が興り、
南北朝期にかけて繁栄した。福岡、吉岡は地名に由来する。
吉岡一文字は助光、助吉、助義、助茂、助次、助秀らに代表され、
作風は福岡一文字に類する大模様の物は少なく、多くは丁字乱より
互の目が目立ち、逆かかる刃を交えたり、小模様の乱れとなるもの、
また、直刃に足が入る穏やかなものなどが見られる。
この刀は大磨上無銘であるが、上記の特色が良く示され、
吉岡一文字と鑑せられるものであり、特に刃中の金筋、砂流等の
働きが豊富に見られ、出来が良い。
葵美術より一言:一見すると福岡一文字を思わせる作品ですが
やや激しさが少ない為に吉岡一文字に鑑定された作品で
この作品は勲山先生が鞘書きをした作品です。
刃中に働く長い金筋は貫禄のある見事な作品です。
昨今福岡、吉岡一文字の売り物が極端に細ってきております。
是非この作品をお求め下さい。
地金の美しさと刃紋、さらに華やかな匂口の深い
丁字乱れに足の様子、金筋の働きなど見るべき部分が
多く、良く鑑賞出来貴方の鑑賞眼を高める事になるでしょう。
葵美術正真鑑定書:第41回重要刀剣
全身押し形
価格: 2,200,000円(消費税、送料共)
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