ご注文番号:19205
脇差:白鞘入り、拵え付き(第63回重要刀剣)
銘:無銘(伝元重)
中古刀:上々作:最上大業物:備前
当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております。
本作の出来は無銘(伝元重) としては最上作にランクされる作品です。
研磨済み
ハバキ:金着一重
刃長:59.1センチ
反り:1センチ
目釘穴:2個
元幅:2.67センチ
先幅:1.73センチ
重ね:0.54センチ
刀身重量:525グラム
時代:鎌倉時代建武の頃1334年
体配:大摺上げ無銘で身幅,重ね尋常な反りが適度に付き切先やや延びた体配の作品。
地鉄:小板目肌の小杢目肌が混じり地錵が良く付き地景が入り精良な地金に乱れ映りが見事に現れる。
刃紋:錵出来直刃調に小足が盛んに働き逆さ丁字が交じる。帽子軽く乱れ込んで先尖りごころに返る。
特徴:元重は長船守重の子供で重真の兄と言われております。
この作品は大摺上げ無銘でありますが恐らく小太刀であったと考えられます。
抜群に良く練られた地金に乱れ映りが明瞭に表れ刃も高く健全な出来と言えます。
拵:
鍔:薄手の鉄透かし鍔の耳には金で文様を描き細かな図柄を透かす
縁頭:赤銅魚魚子地に花の図柄を高彫りし金の色絵をほどこす。
鞘:橙色の鞘に細部にわたり文様を描いた鞘
目貫:金無垢で人物の図柄を高彫りする。
鐺:鉄地に波の図柄を高彫りし金の色絵をほどこす。
葵美術より一言;本作の重要刀剣無銘元重はほぼ刀のサイズをした作品で摺上げながら出来の優れた作品です。
特に見事な地金に判然とした映りがあらわれ片落互の目乱れに乱れ込み帽子と又見事な拵えは刀の作品を更に格上げする雰囲気を持っております。
是非皆様にお勧めしたい作品といえます。
第63回重要刀剣
葵美術評価鑑定書:全身押し形
価格: 2,300,000円(消費税、送料共)
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