ご注文番号:19185
刀:白鞘入り、拵え付き(特別保存刀剣)
銘: 陸奥守藤原綱重
(金象嵌)籠釣瓶 寛文九歳酉四月十一日 三つ胴裁断 柴崎伝左衛門正次(花押)
鞘書:陸奥守藤原綱重 七字銘及寛文九年柴崎伝左衛正次
三つ胴裁断並に切れ味の凄さを表す籠釣瓶の刀号の金象嵌銘有之
寛文新刀姿形に上総介兼重に酷似したる数珠刃を焼き
申候茎仕立て隷書の字形を勘案すれば
此工上総介と相弟子尚和泉守兼重の高弟ならん
同工屈指の優作 長さ貳尺三寸四分余 裏面に時在丙申暦観月 探山邊道識 花押
新刀: 中上作: 陸前
当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は陸奥守藤原綱重としては最上作にランクされる作品です。
研磨済み
はばき:金着一重
刃長:71.0センチ
反り:0.9センチ
目釘穴:1個
元幅:3.23センチ
先幅:2.20センチ
重ね:0.70センチ
刀身重量:800グラム
時代:江戸時代寛文の頃
体配:身幅が広く重ね厚く反りが浅くがっしりとした作品で
切先やや延びた寛永頃の体配を持った作品で肉置きが良く健全な作品です。
地鉄:板目肌よく練れて地錵が付き地景が入り
よく練れた法城寺一派の地金に似る。
刃紋:刃区より直刃その先数珠刃を焼き足が良く入り
刃中、砂流、金筋が働き明るく冴える。
帽子、のたれて丸く返る虎鉄帽子となる。
拵:太刀拵え
鍔:重ねの厚い太刀鍔を鉄地で作り回りを広く彫る
縁頭:鉄地に廻りを金線で覆う
鐺:鉄地に廻りを金線で覆う
目貫:素銅地で鮭の図柄をさらに鼠が鮭を食べる図柄を高彫りし金の色絵をほどこす。
足金物: 責金物 鉄地に廻りを金で線で囲む
鞘:金襴の布を巻く。
特徴:本作は身幅、重ねともにしっかりとした作品で肉置きが良い。
陸奥守藤原綱重は伊勢大掾綱広の門人で作風は師匠に酷似して
一見すると虎鉄を思わせる風情です。
一説によれば虎徹は伊勢大掾綱広の門人とも言われております。
葵美術より一言:鞘書は田野辺先生の物で丁寧に書かれております。
同工屈指の優作と示されておられます。拵えは太刀拵えで
江戸時代中期から末期にかけて制作された作品で流石見事であります。
是非お求め下さい。
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