登録 Registration Code 昭和49年9月5日 兵庫県教育委員会 第80946号
種別 Category 刀 katana
刃長 Blade lengt 71.4cm
反り Blade length 1.7cm
目釘穴 a rivet of a sword hilt 1個 one
銘文 Signature and Date (表)石見守國助
元幅 Width at the bottom part of blade 30.4mm
先幅 Width at the top 19.6mm
元重 Thickness at the bottom part of blade 7.4mm
先重 Thickness at the top 5.0mm
重量 Weight 刀身740g blead just 740g
時代 Period 江戸初期 edo.
説明
「体配」
鎬造り庵棟、身幅重とも尋常、鳥居反り中鋒。茎は化粧鑢がかかり茎尻は栗尻。
「地鉄」
板目肌に杢交えてよくつみ、やや肌立ちごころ。平地には地沸が微塵に付いて精緻な地景がつく。
「刃紋」
沸主調の湾れ刃は焼き高く、刃縁には小沸厚く積もり二重刃となり、中頃より上部にいくにしたがってより厚く沸が積もる。
裏の焼刃は蛙子丁子、互の目、跳び焼きを交えるなど変化があり、刃中匂口深く、葉浮かび長い沸筋かかる。
釯子は焼き強く乱れ込み、裏は一枚風になる。
「特徴」
石見守國助は近江石堂派に属する刀工で、堀川國広門、河内守國助の実弟である。兄弟ともに國広晩年の門人となる。
兄の河内守國助は寛永七年(1630)頃に大阪伏見両替町に鍛冶屋を構えて一家を創始。その後、助廣、國輝、國康などの優工を輩出し大阪新刀の中心鍛冶としての礎を築いた。
初銘は「石見大掾藤原國助」、のちに石見守に転じる。後年は伊勢神戸に移し「勢州神戸住石見守藤原國助」と銘を切る。寛文12年(1672)没、去年67歳。
石見守國助は兄で頭領でもある河内守國助を影で支えたためか、在銘作はまこと少なく本作は大変貴重です。
本作は鎬にかかるくらいの覇気有る乱れ刃を焼いた石見守國助の力作です。付属する拵も素晴らしく、縁頭は四分一磨き地牡丹に兎の図、目貫は銀無垢鷺の図、鍔は木瓜形赤銅磨き地に菊の花が金と銀で象嵌され
耳には金が張られています。柄は大きな親粒が付いた鮫革が巻かれ、柄巻は正絹金茶の諸摘み巻です。鞘塗は青貝散らしに朱漆で細かな枝模様が描かれた素晴らしい塗で、鯉口とコジリは赤銅の金具が付いています。
石見守國助の貴重な逸品、鑑賞用にコレクションに最適です。
ハバキ:素銅地銀着一重に源氏香の模様が入る。
鍔 :木瓜形赤銅磨地金銀象嵌菊図鍔。
縁頭 :四分一磨地牡丹に兎の図。
目貫 :銀無垢鷺の図。
コジリ:赤銅の碇形コジリ。
柄 :鮫は親粒が付き、柄巻きは正絹金茶色の諸摘み巻き。
鞘 :青貝散らしに朱漆で細かな枝模様が描かれる。鯉口には赤銅の金具が付く。
その他:白鞘とつなぎが付属します。
「刀剣の状態」
研:概ね良好です。
傷: 欠点に成るような傷は有りません。
好评度
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