種別・銘
刀 無銘 伝粟田口国清
Katana Mumei Awataguchi Kunikiyo
鑑定書・資料
第二十九回重要刀剣指定 [N.B.T.H.K]Juyo Token No.29
寸法
長さ(blade length)72.8cm 反り(Sori)2.3cm
元幅(Motohaba)2.98cm 元重ね(Mtokasane)0.72cm 先幅(Sakihaba)1.93cm 先重ね(Sakikasane)0.53cm
※棟の高さを含めない協会の計測値 元幅2.9cm 先幅1.9cm
時代・国
古刀(鎌倉時代初期) 山城
形状
鎬造、庵棟、反りややつき、中切先。
鍛肌
小板目肌つみ、僅かに流れ肌交じり、地沸つく。
刃文
直刃調に小丁子、小乱れ交じり、乱れの間がつまり、足入り、小沸よくつき、砂流し、金筋かかり、僅かに匂口うるみごころがある。
帽子
小丸に返る。
彫物
なし。
茎
大磨上、先切、鑢目勝手下がり。
説明
鎌倉初期に京の粟田口派に六人兄弟の名工が輩出し、粟田口派の名を高らしめた。国清はその一人であるが、在銘の現存するものは少なく、二口を数えるのみである。それらの作風は総じて同派の国安を思わせるところがある。この刀は大磨上無銘で国清と伝えるもので、小板目がつまり地沸のついた地がねに粟田口物の特色がよくあらわれ、乱れの間のつまった処や匂口にうるみごころのある点は国安に一脈通じるものがあり、所伝は首肯し得る。
好评度
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