注文番号：16388

刀：白鞘入り (特別保存刀剣)

銘：備前介宗次作之　応藤井直礼需

文久元年８月日

新々刀：上々作：武蔵

当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております。

本作の出来は固山宗次としては上々作にランクされる作品です。

上研磨済み

はばき：銀一重

登録証番号：　愛知県72801号　　

交付年月日：平成２２年７月８日

刃長：70.5 cm （2尺3寸3分）

反り：1.7 cm （5分6厘）

目釘穴：１個

元幅：3.0 cm

先幅：2.0 cm

重ね：0.73 cm

時代：江戸時代末期

体配：身幅、重ね尋常な反りやや深く切先がやや延びた体配の良い姿をした刀。

表裏に棒樋と添樋を彫る。

地鉄：小板目肌実に良く詰んで地錵が付き精良な地金となる。

刃紋：小錵出来。互の目乱れに丁字乱れが混じり帽子乱れ込む。

特徴：備前介藤原宗次(固山宗次)は陸奥白河に固山宗平の三男として出生し、宗兵衛と称した更に白河松平家の抱工として作刀し藩主に従い桑名に移住する。

天保二年に江戸に出て鍛刀する。当時からかなり有名であったと考えられ弘化２年に備前介を受領する。

藤代氏の刀工辞典では麻布永坂及び四谷左衛門町に居住し山田浅右衛門に刃味利純の指導を受ける。

源清麿が四谷伊賀町に開業した時当時四谷左衛門町に居住していた宗次に挨拶をしなかったとして彼に果たし状を突きつけたという話があり刀工気質の表れとして興味がそそられ事柄であると記載されております。

当時から彼に刀を注文する武士はかなりあったといわれている。　

宗次の作品はどれもが欠点のない出来が多く高技量の持ち主であった事が伺える。

裁断銘の作品が多く切れ味が評判を呼んだと考えられる。

宗次の最も関心されるのは駄作がない事、瑕欠点のある作品は見た事がありません。

したがって固山宗次に関しては見なくても概ね判断の基準がでると言われております。

本作は出来が良く匂口深めの独特な宗次の作品で瑕欠点なく良く研磨された見事な作品です。

時代背景：文久遣欧使節として文久元年（１８６２年）ヨーロッパに政府が使節団を送る。

正使は竹内保徳、副使は松平康直、目付は京極高朗、そのほか柴田剛中、福地源一郎。福沢諭吉らが加わり、総勢３６名となった通訳として森山栄之助、渕辺徳蔵が加わったとされている。

左から松平康直、竹内保徳、京極高明。柴田剛中

特別保存刀剣鑑定書

葵美術評価鑑定書：全身押し形

価格2,500,000円（消費税、送料共）

编号：16388

刀：原木色刀鞘入 (特別保存刀剑)

刀铭：備前介宗次作之　応藤井直礼需

      文久元年８月日

刀鋤材质：银一重

登录证编号：爱知县72801号　　

交付年月日：平成２２年７月８日

刃长：70.5 cm （2尺3寸3分）

反：1.7 cm （5分6厘）

目钉穴：１个

元幅：3.0 cm

先幅：2.0 cm

元重：0.73 cm

时代：江戸时代末期

体配：身幅、元重寻常、反深、切先稍长，刀姿优良，表里雕刻棒樋和添樋。

地铁：漂亮的小板目肌，地沸附，地金精良。

刃文：小沸出来，互目乱混丁字乱，帽子乱込。

介绍：備前介藤原宗次(固山宗次)是陸奥白河固山宗平的第三子，称宗兵卫，后成为白河松平家的藩工，跟随藩主移居桑名。

天保2年前往江户锻刀，在弘化２年受领備前介一职。根据藤代氏的刀工辞典壳子，其受到麻布永坂及居住在四谷左卫门町一代的山田浅右卫门的指导。其作品技艺高超，裁断铭作品居多，切味优良。本作作品优良，气口深，是宗次的得意之作，毫无瑕疵。

特別保存刀剑鉴定书

葵美术评价鉴定书：全身押形

商品售价：2,500,000円