種別・銘
刀 長曽祢興里入道乕徹
Katana Nagasone okisato nyudo kotesu
鑑定書・資料
第十八回重要刀剣指定 [N.B.T.H.K]Juyo Token No.18
乕徹大鑑・神津伯押形所載
寸法
長さ(blade length)71.7cm 反り(Sori)1.7cm
元幅(Motohaba)3.17cm 元重ね(Mtokasane)0.72cm 先幅(Sakihaba)2.18cm 先重ね(Sakikasane)0.58cm
※棟の高さを含めない協会の計測値 元幅3.0cm 先幅2.1cm
時代・国
新刀 最上作 最上大業物 武蔵
形状
鎬造、庵棟、反りやや浅く、中切先となる。
鍛肌
板目肌よくつみ、地沸つき冴える。
刃文
浅いのたれ風に大互の目、数珠刃交じる、匂い深く小沸つき、匂口冴えて太く足入り、僅かに砂流しかかる。
帽子
のたれ込み。小丸に返る。
彫物
なし。
茎
うぶ、先栗尻、鑢目勝手下り。
説明
長曽祢興里入道乕徹は、もと越前福井の甲冑師であったが、中年五十歳を過ぎて刀鍛冶に転じ、江戸に移って鍛刀し、たちまちにその名を馳せるに至った。その作刀は明暦二年から延宝六年に及んでいる。
この刀は寛文七年頃の作で、ようやくその本領を発揮しつつある頃の覇気ある出来であり、流石に地刃の出来は見事である。
好评度
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