酒井一貫斎繁政は、本名を酒井寛といい、明治38年、静岡市音羽町に酒井安次郎(宮口正寿の弟)の三男として生まれました。 大正10年、16才で東京に出て、笠間一貫斎繁継の門に入り、約15年の長期にわたり鍛刀・彫刻を修行し、師より「繁」の一時をもらい初銘は「繁正」、後に「繁政」と銘す。昭和8年、従兄弟の宮口靖広(寿広同人)の先手として、靖国鍛錬所に入会し昭和11年、宮口靖広、竹田定吉とともに靖国鍛錬所を退会、大倉喜七朗男爵が開設した大倉鍛錬道場に移籍する。昭和16年、東京都板橋区に独立鍛刀所を開設。同年、陸軍受命刀匠の認定を受けました。昭和19年、海軍受命刀匠の認定。昭和56年、(財)日本美術刀剣保存協会の無鑑査に認定され師である笠間一貫斎繁継と同様に彫物を得意とする。
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