脇差:津田越前守助広(特別保存刀剣)(拵え:特別保存刀装具)
ご注文番号:23794
脇差:白鞘入り、拵え付き(特別保存刀剣)(拵え:特別保存刀装具)
銘: 津田越前守助広
新刀:大業物:最上作:摂津
当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は津田越前助広としては上々作 にランクされる作品です。
研磨済み
鎺:金着一重
刃長:46.5センチ
反り:0.9センチ
目釘穴:1個
元幅:2.87センチ
先幅:2.1センチ
重ね:0.8センチ
刀剣重量 グラム
時代:江戸時代 寛文〜延宝
体配:身幅やや広く重ね厚く鋒は通常の体配をした作品です。
地鉄:小板目肌よく練れて綺麗な地鉄となる。
刃紋:沸出来匂口が深く小足がよく働き帽子丸く返る。
特徴:助広は大阪新刀の中で極めて重要な位置にある刀工である。初二代があるが本作は二代によるものである。初代助広は本国は播磨で、後に大阪に出て初代河内守国助に師事、一般に「そぼろ助広」と呼ばれる。切味に優れ最上大業物に指定されている。晩年に
なって越前守を受領。寛文三年(1663)に没した。二代は初代の門。寛文元年(1661)に受領し、寛文七年(1667)に大阪城代青山因幡介宗俊(信州小諸城主)に召し抱えられた。同年二月の銘から楷書で「津田越前守助広」と銘を切る。延宝二年(1674)八月か
ら丸津田と呼ばれる草書体の銘に改めた。天和二年(1682)に没した。本作は姿が良く、精美な地鉄に加えて、小沸付き刃縁が締りつつもふっくらとしている。
拵:
鍔:重量のある丸い赤銅魚子地に周りを金で植物の紋様を高彫りする。
縁頭:縁:赤銅魚子地に牡丹の図を高彫りし金で牡丹を描く。頭はきんと赤銅で高彫りする。
鞘:黒呂色鞘
目貫:獅子の図柄を金無垢(?)で高彫りする。
小柄:馬に乗った武者と菊の花を描き豪華な作品を描く。
小柄:小柄の溝を掘り銘が見える。
切羽2枚: 素銅地に金で巻く。
葵美術より一言:初代の助広を引き続いて万治頃には初代助広を模した作品を制作するが、その後本作の如く互の目乱れ乱れに刃中、砂流金筋がかなります。多くの愛刀家では濤乱刃の刃紋が完成された作品として評価をされる形もおられます。野趣に富んだ激しさを感じさせると考えるのです。
本作はそのよう名な過程の中で完成された作品で刃中の働きが横溢で例えば朝早い散策をしている森の朝霧の中に太陽の光が樹木や葉の間から差し込む風情を感じさせるのです。 正に見事な地鉄と刃紋の妙を感じさせ評価の高い作品といえるのです。脇差の地鉄の美しさと野趣に富んだ刃紋の美しさの作品は見事であります。 又拵えも良く出来ております。出来がよくまた匂口が柔らかく優れたできであります。津田越前助広の作品で匂口が深い直刃出来に小足が入り匂口が深く鋒丸く返る。拵は華やかな豪華な作品で豪華な雰囲気をもつおそらく高名な大名か高禄をえた人物の作品と考えます。
華やかな拵に入った作品でお勧めしたい出来です。
特別保存刀剣
拵え:特別保存刀装具
葵美術鑑定書
全身押し形
価格1,750,000円(消費税、送料共)
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