徳川将軍家御抱え工江戸三代『康継以南蛮鉄於武州江戸作之』金象嵌山野加右衛門裁断銘入特別保存刀剣
銘文『(葵紋)康継以南蛮鉄於武州江戸作之』『寛文六年卯月十六日貳ツ胴裁断山野加右衛門永久(花押)金象嵌銘』
種別 刀
長さ 61.2センチ
反り 1.0センチ
元幅33ミリ
元重8ミリ
先幅23ミリ
先重6ミリ
刀身重量719グラム (すべて約です)
大阪府教育委員会
大変希少な山野加右衛門裁断銘入の逸品です。
康継は将軍家御用鍛治として活躍し徳川家康より康の字と葵の家紋を銘の上部に切る事を許されていた徳川家御用鍛冶です。
三代康継は二代康継の嫡子として生まれ、右馬助と称し十七歳の若さで三代目を襲名し二代康継と親交の深かった旗本、阿部四郎五郎の協力等により幼年乍ら幕府御用鍛冶を勤めた名工です。
出来は全く手抜かりのない最高の出来で、地金の美しさを追求したような映り立つ上品なる小板目肌に地沸よくつき、刃中には金筋が入り、刃縁に銀の小粒を蒔いたような小沸良くつき、匂がふかく、砂流しが見事で、非常に美しい働きがあり、金象嵌銘も入っており、これ以上ものは二度と手に入らないといっても過言ではないかもしれません。是非とも家宝にお加え下さい。
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