刀:於摂州生玉月山貞一鍛之(特別保存刀剣)
ご注文番号:24060
刀:白鞘入り(特別保存刀剣)
銘:於摂州生玉月山貞一鍛之
元治元甲子年五月日
当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は月山貞一としては 上々作 にランクされる作品です。
研磨済み
鎺金一重鎺
刃長:76.9センチ
反り:1.2センチ
目釘穴:2個
元幅:3.31センチ
先幅:2.38センチ
重ね:0.85センチ
刀剣重量:1045 グラム
時代:江戸時代元治元年5月(1864)
体配:身幅が広く重ね厚く反りがやや深く鋒がのびた体配の豪壮な作品で表には龍と梵字さらに陽を彫る。
裏面には鉾を彫り梵字さらに房樋と添樋を彫る。
地鉄:柾目肌がよく練れて肌目がよく見て取れる。
地景が柾目となりよく見て取れる
刃紋:沸出来、直刃に打除、二重刃がかかり帽子乱れ込んで先掃掛となり金筋が入る。刃中、砂流、金筋がかかる。
特徴:この月山貞一は珍しい文字の作品で於摂州生玉月山貞一鍛之と切り長さも約77cmあり
しかも正目出来となり龍を彫り豪壮な作品であります。 裏の彫りも見事であり鉾と梵字さらに
陽と添え樋をほったもごとな作品と言えます。初代月山貞一は摂津の刀匠。
本名月山弥五郎。天保七年(1836)二月、江州須越村に生まれ、
七歳にて月山貞吉の養子になる。十一歳頃から修行を始め、
二十歳頃には綾杉肌を習得していたと言われる。明治九年の廃刀令後も作刀ひとすじに進み、
明治二十六年にはシカゴ万国博に刀を出品して受賞し、翌年明治天皇より作品お買い上げとなる。
明治三十九年(1906)四月に帝室技芸員に任ぜられる。彫刻の名手としても有名。
大正七年(1918)七月十一日八十四歳で没した。作刀は嘉永三年(1850)の十五歳から
大正七年(1918)の没年までみられる。
葵美術より一言:月山貞一は江戸時代末期の刀工として廃刀令という
苦難の生活を経ながら生き続けて廃刀令が解けて
最初期に帝室技芸員として著名な刀工として君臨し弟子を育てた。
全ての作品を手がけ相州伝、大和伝、備前伝、美濃伝、山城伝と
更に刀身彫りでも比類のない技量を保有していた。
特にこの作品は柾目出来で素晴らしく彫りも見事な彫り口で是非お勧めしたい作品です。
なおこの作品は新々刀大鑑109ページに記載されてる作品です。
特別保存刀剣
葵美術鑑定書
全身押し形
価格:3,000,000円(消費税、送料共)
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