第十九回重要刀剣 刀 銘 山城大掾藤原国包
鑑定書・資料 第十九回重要刀剣指定 [N.B.T.H.K]Juyo Token No.19 鑑刀日々抄所載品
寸法 長さ(blade length)72.0cm 反り(Sori)1.2cm
元幅(Motohaba)3.08cm 元重ね(Motokasane)0.68cm 先幅(Sakihaba)2.22cm 先重ね(Sakikasane)0.53cm
※棟の高さを含めない協会の計測値 元幅2.9㎝ 先幅(Sakihaba)2.1cm
時代・国 新刀 最上作 最上大業物 陸奥
形状 鎬造、庵棟、反り浅く、中切先。
鍛肌 柾目肌、肌立ちごころに地沸つく。
刃文 広直刃、僅かにのたれ交じり、足入り、刃縁ほつれ、二重刃ごころ交じり砂流し、金筋交じり、匂い深く小沸よくつく。
帽子 直ぐに先掃きかけて焼き詰める。
彫物 なし
茎 うぶ、先栗尻、鑢目筋違。
説明
国包は仙台伊達家の抱え工で、大和保昌貞宗の末流と称し、奥州に於ける新刀鍛冶の雄として活躍した。伊達政宗の命により上京し越中守正俊の門に学んだという。寛永三年山城大掾受領、同十五年入道して用恵と号し、漢文四年七十三才で没した。子孫は幕末まで国包と称して繁栄している。この刀は地刃ともに覇気があり、初代作中でも出来が傑出している。
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