特別保存刀剣 脇指 銘 長曽祢虎徹入道興里
鑑定書・資料 特別保存刀剣 [N.B.T.H.K]Tokubetsu Hozon Token
寸法 長さ(blade length)40.5cm 反り(Sori)0.8cm
元幅(Motohaba)2.98cm 元重ね(Mtokasane)0.56cm 先幅(Sakihaba)2.05cm 先重ね(Sakikasane)0.52cm
時代・国 新刀 最上作 最上大業物 武蔵
形状 鎬造、庵棟、身幅広く、重ね尋常、反り頃合いにつき、中切先。
鍛肌 小板目肌よくつみ、地沸微塵に厚くつき、地景細かに入る。
刃文 互の目が連なり数珠刃風となり、焼高く、沸匂深く、足太く入り、盛んに砂流しかかり、明るく冴える。
帽子 横手付近はたるみ、直ぐに入って小丸、先僅かに掃きかける。
彫物 なし。
茎 うぶ、鑢目勝手下がり、先入山形。
説明
乕徹は元・越前の甲冑師でしたが明暦二年頃(1656)、彼が五十歳前後のときに江戸へ出て刀鍛冶に転じました。通称は三之丞と云われ、興里と名乗り、のちに入道しました。最初は「こてつ」を「古鉄」としましたが、虎徹と変更し、寛文四年(1664)八月以降は乕徹としました。刀匠としての活躍期間は明暦二年から延宝五年までの二十三年間。その作風は前期には瓢箪刃を焼き、後期には数珠刃と呼ばれる独特な刃文を創作し、その技量は高く評価されています。また、乕徹は実用性も追い求めており、最上大業物に列しています。人気ゆえに彼の生存時から多くの贋作が作られていたと云われます。正宗・村正とならぶ抜群の知名度を誇り、新撰組局長「近藤勇」が真偽は別として乕徹を愛刀とした事でも知られています。
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