平安末期の大太刀超傑作!うぶ茎!見事な太刀姿!安部貞任佩刀とも。在銘『宝寿作』時代黒塗鞘鉄太刀拵付き特別保存刀剣
銘文『宝寿作』
種別 刀
長さ 82.7センチ
反り 3.4センチ
元幅32.4ミリ
元重8.6ミリ
先幅21.8ミリ
先重4.9ミリ
刀身946グラム (すべて約です)
大阪府教育委員会
これほど古い大太刀で、かつ反りも見事に美しく、時代的にもこれほど健全なうぶ茎在銘の宝寿は博物館に行ってもありません。付属の太刀拵えも地味ながら、まさに武士が好む華があり、こちらの太刀拵えだけでも相当な価値がある付属品となります。正直いずれも重要刀剣、重要刀装具レベルを凌駕しているように思えます。
二字銘で作とまで入っていることから、個銘の宝寿と思われ、「刀匠全集には文寿の子、安部貞任の佩刀」と記載があります。要するに何かしらの文献があると思われ、発見されていない以上候補に挙がるのではないでしょうか。
超長寸の反りが3.4センチもある前代未聞の美しい太刀姿で平安期から鎌倉期に騎馬が主体となって馬上からの攻撃を可能にする典型的な大太刀です。地肌には板目が柾がかかった地肌に沸が厚くつき、刃中は金線、砂流しが実に見事なで二重、三重刃ごころとなる古趣なる働きがある奥州鍛冶のお手本中の超傑作と云えるような一振りです。
宝寿の成り立ちは古く平安時代あるいは鎌倉時代とも云われ鎌倉時代後期に宝寿鍛冶で筑前や大和に移住するものがあったと古剣書には記されており、最も古い鍛冶集団の一つで徳川時代には武家の間で祝儀、贈答用として珍重されました。
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