価格 (price)2,500,000円(JPY)
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品番:KA-040218
鑑定書:Peper(Certificate): 特別保存刀剣鑑定書
国 Country(Kuni)・時代 Era(Jidai): 尾張国(愛知県)(Owari)・江戸初期慶長頃(Edo era 1596年頃)
刃長:Blade length(Cutting edge): 70cm(二尺三寸一分) 反り:Curve(SORI): 1.5cm
元幅:Width at the hamachi(Moto-Haba): 3.18cm 元鎬重:Thickness at the Moto-Kasane: 0.72cm
先幅:Wide at the Kissaki(Saki-Haba): 2.5cm 先鎬重:Thickness at the Saki-Kasane: 0.6cm
拵全長:Length of Koshirae : 約 102.5cm 茎:Sword tang(Nakago): 生ぶ、勝手下鑢目、目釘孔一
体配:Shape(Taihai): 中切先、鎬造、庵棟。
地鉄:Jitetsu(Hada): 板目肌よく詰む、地沸つく
刃紋:Temper patterns(Hamon): 丁子乱れ刃紋。
帽子:Temper patterns in the point(Bohshi): 乱れて先小丸に深く返る。
登録:Others: 愛知県 昭和26年
【解説】盛道は初代を慶長頃より同銘で3代まで続く刀工です、本国は美濃国岐阜で、京でも作刀し、のち尾張に移住したと伝えられています。なかでも2代盛道は室屋関と号され最も著名です。本作品は二代駿河守盛道の作品と思われます。駿河守盛道は慶長頃の美濃の鍛治で同時代の美濃国岐阜の鍛治としては陸奥守大道と双璧をなす名工です。
本作は刃長が二尺三寸一分で反りが適度に利く美しい刀姿の一刀です。地鉄は板目肌がよく詰んだ精良な鍛えに地沸がつきます。刃文は匂が深く小沸厚くつく直調子で焼き出し、互の目から焼きが高い揃った丁字乱れる刃です。鋩子は乱れて先小丸に深々と返っています。茎は生ぶで鑢目キッチリして仕立てが良く、銘も確りと刻され名工ぶりを呈し、錆味も良好で健全です。盛道同作中では傑出した出来映えで瑕欠点も無く、更に肉置きがよい野趣に富んだ傑作刀です。附の附青貝刷毛塗鞘打刀拵は写真の通りです。内外揃ったとても立派な逸品です。
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