鑑定書:Paper(Certificate): 特別保存刀剣鑑定書
国 Country(Kuni)・時代 Era(Jidai): 武蔵国,東京都(Musashi)・江戸時代初期 延宝頃(Early Edo period 1673~)
刃長:Blade length(Cutting edge): 52.4cm(一尺七寸二分半) 反り:Curve(SORI): 1.0cm
元幅:Width at the hamachi(Moto-Haba): 3.15cm 元鎬重:Thickness at the Moto-Kasane: 0.68cm
先幅:Wide at the Kissaki(Saki-Haba): 2.50cm 先鎬重:Thickness at the Saki-Kasane: 0.50cm
茎:Sword tang(Nakago): 生ぶ。勝手下鑢目。目釘孔1。
体配:Shape(Taihai): 鎬造、庵棟、中切先
地鉄:Jigane(Hada): 板目肌に杢目交じり。
刃文:Temper patterns(Hamon): 互の目乱。
帽子:Temper patterns in the point(Bohshi): 小丸に返る。
登録:Registration Card: 岐阜県
【解説】長曽祢興正は庄兵衛といい、長曽祢虎徹興里の門人で、後に養子となり虎徹二代となりました。
彼は、初代虎徹興里の助手を務めていたため、作刀期間は師興里の没後の延宝5年(1677年)頃からであると云われており、板目肌に数珠刃風互の目乱れ、広直刃などを焼きました。元禄7年頃死去するまでに鍛刀した遺作は決して多くはなく、本刀は貴重な脇差であると思います。
本作作柄は、板目肌に杢目交じる鍛地に、沸が良く付いた明るい互の目乱れ刃文を焼き、刃中には足、葉、砂流し、金線が働きます。帽子はそのまま先掃き掛けるようにして小丸へ深く返ります。一般的に反りが少なく無骨な雰囲気がする作品が多く残されていますが、この脇差は反り加減が適当で姿立派な美しい御刀であり、脇差の虎徹を御持ちになりたいお客様、幕末の歴史にご興味をお持ちのお客様にはうってつけな逸品です。金着二重はばき、特別保存刀剣鑑定書。



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