鑑定書:Paper(Certificate): 特別保存刀剣鑑定書
国 Country(Kuni)・時代 Era(Jidai):山城国,京都府(Yamashiro)・室町時代初期 応永頃(Early Muromachi period about 1394~)
刃長:Blade length(Cutting edge): 28.7cm(九寸五分) 反り:Curve(SORI): 0.1cm
元幅:Width at the hamachi(Moto-Haba): 2.25cm 元鎬重:Thickness at the Moto-Kasane: 0.38cm
先幅:Wide at the Kissaki(Saki-Haba): 1.9cm 先鎬重:Thickness at the Saki-Kasane: 0.35cm
茎:Sword tang(Nakago): 生ぶ、切鑢目、目釘穴2個。
体配:Shape(Taihai): 平造り、庵棟。
彫物:Engraving: 裏に二筋の腰樋。
地鉄:Jigane(Hada):
刃文:Temper patterns(Hamon):
帽子:Temper patterns in the point(Bohshi):
登録:Registration Card: 大分県
【解説】
初代信國は古来より相州貞宗の門人と云われ、時代は建武(1334~1337)と伝えられています。しかしながら現存するものに、建武およびその近辺の年紀が入るものは皆無です。最古の延文(1356~1360)・貞治年紀(1362~1367)の信國の作風が、貞宗と直結することから、今日では建武から延文を初代、貞治から応安(1368~1374)の信国を二代と見倣わすのが通説となっています。新刊秘伝書には、了戒・了久信・祖父信国・子信国・孫信国と記されて、本信国は了戒久信孫、来光重および相州貞宗門(貞宗十哲)と云われます。京五条坊門堀川に住し鍛刀。一説には了戒孫が応安頃ともあり、了戒には嘉元年紀(1303~1305)があり、延文までが五十年差であることから、初代信国と二代信国が同人であるとも伝えられており、今後の研究が待たれています。初代に続く応永期に入ってからの一派の中では、源左衛門尉信国と源式部丞信が代表工で、共に応永年紀をきるところから応永信国と称されます。
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