脇差 長曽祢興正 (二代虎徹) (新刀上々作) (最上大業物)
wakizashi [nagasone okimasa] (2 generation Kotetsu) (sintou joujou-saku) (saijo oh wazamono)
日刀保 特別保存刀剣 NBTHK Tokubetsu Hozon
品番:2210-2029
白鞘入り
刃長 Blade length(HA-CHOU)
51.5cm (一尺七寸一分)
反り Curvature(SORI)
1.2cm
元幅 Width at the hamachi(MOTO-HABA)
2.97cm
元重 Thickness at the Moto Kasane
0.72cm
鎬重
0.72cm
先幅
2.15cm
先重
0.49cm
茎
生ぶ(やや区を送る)
国 Country(KUNI)・時代 Period(JIDAI)
武蔵国 江戸:江戸時代前期 延宝頃 (1673-1681)
musashi edo : The Edo era first half year. ENPO (1673-1681)
登録
大阪 第6584号 昭和26年8月10日
鑑定書
公益財団法人 日本美術刀剣保存協会 特別保存刀剣鑑定書 令和四年六月三日
【コメント】
長曽祢興正は、俗称を庄兵衛といい、長曽祢虎徹興里の門人で、後に養子となり(実子との説もある)、虎徹名を継ぐ。
興里同様、新刀期の高い位列にして最上大業物の作者として知られ、銘に虎徹と切るものも有り、二代目虎徹と称せられる。
興里はしばしば東叡山忍岡辺と鍛冶場地を刻銘するが、興正も同様の銘を切っていることから、独立までは興里と同居して鍛刀していたことが伺われる。
興正の自己の作刀が少ないのは興里の代作が多かったからともいわれる。
作風は、興里に似て反りの浅い姿で地鉄は板目肌が詰み、刃文は数珠刃風の互の目乱、広直刃などを焼き沸、砂流しが良くかかる。
「長曽祢興正」「長曽祢虎徹興正」等と銘を切る。


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